姿勢について
発達と姿勢などいろいろ
皆さんはじめまして(あるいはいつも迷惑かけてます)。姿勢についての投稿を今回させて頂きます。
…待っててくれた方、もしかしたらいるかもですが、すみません。先日はアンケートにご協力頂きありがとうございました。369人もの方がアンケートに協力して下さり有難かったです。どこの馬の骨かも分からぬ者のツイートを拡散したりふぁぼしてくれたり。通知が沢山きて驚きました。とにかく助かりました…。
個人的に気になっていたテーマという事もあったので、「姿勢と発達」というテーマで今回文章を書かせていただきました。
- アンケートの結果と普段気になっていた事
- 一般的に言われる、姿勢の悪さとその影響
- 発達障害と姿勢の関連性って何か考えてみた
4.最後に。 ちょっとお詫び
1.アンケートの結果と普段気になっていた事
まずは、アンケートの結果です。
・姿勢悪い方→ 87.8%(288人) |
・姿勢良い方→ 12.2%(40人) |
※概算です。確認用は除く。回答人数は328人。
案の定というべきか、姿勢が悪いと回答した方のほうが圧倒的に多かった模様です。パッと見で数値だけを見れば、何らかの相関関係はありそうだというのが正直な印象でした。
時間が空いたときに、発達障害の子供たちの面倒を見るボランティアをちょこちょこさせて頂いているのですが、やっぱり、全体的に背筋がフニャッとしてる感じの子が多いようで。なんとなく気になっていました。
・なぜ、「姿勢」と発達障害傾向について関心を持ったのか?
とある方が紹介しておられた本が初めのきっかけでした。「医師の作った「頭のよさテスト」(著:本田真美)」という本を読んでいる最中、姿勢が悪いという事は脳を非効率に使っているという事である。との記述が在りました。脳の非効率の使い方を改善することでもしかしたらなんらかの形で発達障害傾向を改善させることが出来るかもしれない。と浅はかながら考えたのがそもそものきっかけでした。
先に記述させていただいた子供たちの件もあって気になっていたので「いっちょ調べてみたいなぁ」と思い今回書かせていただいております。
2.姿勢の悪さによって生まれる影響(一般的に言われているもの)
- 目からの情報処理にムダが生じる、という点
詳しく上記の「医師の作った頭のよさテスト」の内容に触れてしまうので書けないのですが、姿勢が悪くなることで左右の目で見え方が違ってきて、その左右の目から入力された情報が、ずれてくるから脳がそれを修正する必要が出てきてしまう…というカラクリらしく。そうなれば、脳の使い方としてはやはり非効率になってくる。ということが言えるようです。
- 「脳の栄養不足」
脳は基本的に酸素やブドウ糖を消費する器官で、これらが不足すれば脳は働きづらくなって、頭の回転は遅くなりやすくなります。脳に行きわたる全体の血液量は全体の血液量の15%ほど。この脳に行きわたる血液によって、酸素・ブドウ糖を供給をしていくことが出来れば、脳に十分な栄養が行きわたっている状態になるのですが、姿勢が悪くなることで……。
頭が垂れ下がるような形になり、頭の重みで、首の筋肉や血管・神経が伸ばされることになるので、物理的に脳に供給される血液量が減り、結果的に、ブドウ糖や酸素の供給が充分に出来なくなって、頭の回転が鈍る。ということが起こりやすくなってしまいます。
また、酸素を取り入れる量にも影響が出てくるようです。
二重の過程を経て、酸素とブドウ糖の不足が起こってくる…そうなってくると、エネルギー不足になりますので、精神活動も円滑に行えなくなってきます。
姿勢の悪さの影響によって、発達以前の問題として、脳を合理的に使いづらくなってしまう部分がある…ということが考えられます。
食事についてもやはり同様の模様です。脳はちょっと他の部位と栄養の消費について事情が違うようなのです。脳は多量のエネルギーを使います。摂取する栄養素のうち、割合でいうと24%ほどを使います。高度の精神活動を行うでの代償として、これだけのエネルギー量は必要になります。そして、三大栄養素(脂質・たんぱく質・糖質)のうち、使用できる栄養素は糖質から作られるブドウ糖だけ。脳にあるエネルギーの「検問所」で、脂質とタンパク質はつっぱねられてしまいます。しかも、ブドウ糖を貯めることも出来ません。
だからこそ、脳へ栄養素としてブドウ糖をキチンと補給し続ける必要が出てきます。だからこそ、定期的な食事が脳を大切をすることにつながってくるようです。
- アライメントの不良・エネルギーの過剰消費
人の体は頭部・体幹・上肢・下肢の4つの区分で構成されている、という見方があります。「良い姿勢」と言われているときはこの4つが噛み合っている時、ということになります。噛み合っていれば勿論体にとっても負担が少なくエネルギーの消費もセーブすることが出来るのですが、そうでなければエネルギーを浪費しがちです。
3.姿勢と発達
発達障害の定義は以下のようになります。
発達障害……達期のなんらかの原因により、中枢神経系に障害が生じた結果、認知、言語、運動、社会的技能等に遅れや歪みを示すもの
こうした発達障害の定義を辿って、姿勢の悪さは発達の歪みによって生まれた副産物である、という可能性も考えられている模様です。
先に書かせて頂いた関わらせていただいている子供たちもやはり姿勢が良くない子が多いような印象がありました。「正しい姿勢を獲得する事に失敗してしまった」という人達はどうにも多いように思うのです。幼少期の発達の失敗が、これらの姿勢が悪くなってしまった原因である。という事です。
こうした複雑な課題を満足に遂行するためには「基礎」「土台」がしっかりしていなければいけません。その土台こそが「発達」という事になってきます。こうした人の感覚の発達事が、感覚統合と呼ばれるものです。この発達の副産物として姿勢も考えられるようです。
姿勢は、幼少期時の重力運動に対する感覚(前庭覚という感覚の区分)・自分の筋肉と関節に対する感覚(固有受容覚という感覚の区分)の中から形成されてくるようです。
幼児期に、前庭覚の発達を通じて、重力感覚を養い、自分のからだを周囲に適応させていくことと、固有受容覚の発達によって、自分の体の肉体に対する感覚を得ていって、実際の運動行為等につなげていくようです。
- 最後に。 ちょっとお詫び
表面的なものしか作れなかったなぁというのが正直な感じで残念だなぁと思います。時間もかかってしまいましたし。なかなか、専門的な内容にまで踏み込む事はできなかったです。本もある程度読んだのですが、とにかく目が回りそうでした。発達過程やら、脳やら多量の情報をまとめあげるのは無理でしたね……。歯が立たなかったです。書いててだいぶ後悔していました。
とはいえ、いつか、こういう事を勉強してみたいなぁ、という気持ちがあるのでどこかで本格的に勉強出来たらいいなぁと思ってます。
今度は、自分の書けそうなテーマを選んで、それをわかりやすく他人に伝えることが出来ればなぁ~。と思っています。
いろいろ、お目汚し&粗末な知識しか載せれなかったですが、ご拝読ありがとうございました。